農林水産業
09月26日
デリカフーズホールディングス株式会社
デリカフーズホールディングスが農業に新規参入、2025年9月に熊本県玉名市に自社農場を開設
デリカフーズホールディングス株式会社は、日本の農業の発展と食の安定供給を目的として、農業法人デリカファーム株式会社を設立しました。2025年9月、熊本県玉名市にグループ初の自社農場「熊本農場」を開設し、11月には最初の収穫を予定しています。この新規参入は、異常気象や気候変動による野菜の安定供給と国産化の推進を目的としています。

デリカフーズホールディングス株式会社は、日本の農業の発展と食の安定供給という社会課題の解決を目指し、農業法人 デリカファーム株式会社(以下、「デリカファーム」)を設立しました。2025年9月に、熊本県玉名市にグループ初の自社農場「熊本農場」を開設し、11月には最初の収穫を予定しています。

昨今の異常気象・天候不順は、野菜の生育や品質に多大なる影響を与えています。2024年夏には猛暑に伴いトマトが「パニック」とも言われるほどの深刻な品不足に陥り、2025年1月にはキャベツの卸売価格が前年同月比3倍以上にまで高騰しました。また、輸入品についても、日本と同様の異常気象・天候不順に加え、国際紛争の長期化など地政学的リスクの高まりから、各国とも農産物は輸出よりも自国での消費を優先する動きを強化していくと見られ、今後は手配が難しくなっていくことが懸念されています。

こうしたなか、未来の子供たちに、安全でおいしい野菜を残していくために、当社は一から農業に携わることを決意いたしました。生産者様、協力会社様とともに農業の実態についての理解を深めつつ、「業務加工用野菜」の生産に特化することで、安定調達への基盤を確立するとともに持続的な農業の実現に貢献してまいります。

デリカファームでは、現在、当社が普及・拡大に努めている「業務加工用野菜」の生産に特化します。「業務加工用野菜」は、「家計消費用野菜」と異なる以下の特徴を持っています。

●規格が柔軟:外観より実用性を重視するため、形や見た目が多少悪くても流通することが可能です。
●大規模な取引:企業向けの大量取引が中心で、年間を通じて安定的な出荷量を見積もることができます。
●価格の安定:栽培期間ごとに契約価格を定めるため、生産者サイドで収入計画を立てやすくなります。

デリカファームは、2025年9月に熊本県玉名市にビニールハウス施設(2棟 9,916㎡)を取得し、「熊本農場」として事業を開始いたします。異常気象や気候変動に伴い相場・供給が乱高下する品目を中心に検討し、初年度は赤系トマトと種なしピーマンを生産いたします。赤系トマトは日本で主に販売されている生食に適した甘みが強いピンク系のトマトとは異なり、旨味が強く実がしっかりしているため加工・流通に適しているのが特徴です。種なしピーマンも調理負担の軽減につながることから、ともに当社が取り扱う業務加工用野菜の分野での需要増加が期待されます。9月中旬にはハウス内に苗を植える定植作業を終え、11月にはデリカフーズグループにとって初の「自社農作物」の収穫を予定しています。

これは、全国3万店にデリバリーを行い、青果物の売り先までを担保できる当社だからこそ、できる挑戦です。食料危機に直面する前に農業参入を実施し、業務加工用野菜の生産ノウハウを取得することで、生産者様からも選ばれる企業を目指します。

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