建設業
24日前
一般社団法人日本モバイル建築協会
災害時応急仮設住宅「モクタスキューブ」を建設現場に導入開始
一般社団法人日本モバイル建築協会と東急建設が、災害時応急仮設住宅となる可搬型木造建物「モクタスキューブ」を建設現場事務所として平時活用開始。この取り組みは、災害時に迅速に応急仮設住宅を提供し、平時には地域資源として活用する「社会的備蓄」の先進モデルとして注目されています。

近年、地震や風水害など大規模災害が頻発しており、被災地における応急仮設住宅の迅速な供給は喫緊の課題です。一般社団法人日本モバイル建築協会は、こうした課題に対し、あらかじめ工場で製造される移動可能な建築物(モバイル建築)を、平常時はオフィスや店舗など地域の資源として活用し、災害発生時には即座に応急仮設住宅や復興支援施設として移設・転用する「社会的備蓄」の普及を推進しています。

この度、当協会の正会員である東急建設株式会社が、自社開発した可搬型木造建物「モクタスキューブ」を、自社の建設現場事務所として活用を開始しました。これは、平時には快適な執務空間として利用しつつ、震災などの有事には応急仮設住宅として被災地へ迅速に供給することを想定した取り組みです。

「モクタスキューブ」は、木のぬくもりを感じられる快適で居住性の高い執務空間として活用され、一般木造住宅と同等の耐震・遮音性能、高い断熱性能を有しています。災害が発生し被災地から要請があった場合、当該事務所を迅速に移設し、応急仮設住宅等として供給します。

当協会は、東急建設による「建設現場の仮設事務所を社会的備蓄として活用する」という先進的な取り組みが、応急仮設住宅の供給スピードを飛躍的に向上させる有効なモデルケースとなると確信しています。

PR TIMES [プレスリリース]
ニュース一覧