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3日前
品川区
品川区が中小企業向けAI電気相談所で再エネ導入・脱炭素経営促進実証実験開始
品川区は、中小企業向けの「AI電気相談所」を設立し、再エネ導入と脱炭素経営を促進する実証実験を開始しました。この実証実験では、AIが企業の状況に応じた再生可能エネルギーの導入可否や省エネ設備の候補を診断するアプリを導入し、中小企業のエネルギー利用状況や脱炭素化に向けた選択肢を把握し、具体的な行動につなげる支援を行います。

品川区は、中小企業が直面するエネルギー価格高騰による経営圧迫や脱炭素化の課題に対応するため、株式会社タンソーマンGXと協働で「AI電気相談所」を設立し、再エネ導入と脱炭素経営を促進する実証実験を11月27日から開始しました。

この実証実験は、中小企業が自社のCO₂排出量を把握できていない、マンパワーやノウハウが不足している、取引先からCO₂データ提出を求められており、対応の遅れは企業競争力の低下になりかねない状況に対応します。

実証実験では、電気明細を入力するだけでAIが企業の状況に応じた再生可能エネルギーの導入可否、省エネ設備の候補、活用可能な補助金制度を提示する診断アプリを、中小企業センターおよび品川産業支援交流施設「SHIP」に設置します。この診断アプリは、自社のエネルギー利用状況や脱炭素化に向けた選択肢を把握し、具体的な行動につなげる支援を行います。

また、クラウド版の診断アプリも準備しており、現在は事前登録を受け付けています。クラウド版は、実証実験期間終了後に正式公開予定です。

実証実験は、ウェルビーイング・SDGs推進ファンドの選定事業であり、ウェルビーイング・SDGs推進事業実行委員会が実施主体となっています。

PR TIMES [プレスリリース]
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