IHIは、福島県相馬市の相馬事業所に国内最大級となるソーラーカーポートを自社設備として導入し、このほど運転を開始しました。このソーラーカーポートは、敷地内の駐車場に設置され、太陽電池モジュールの合計出力は3,029KWに及びます。この設備は、既存の駐車場にカーポート式太陽光発電設備を追加したもので、事業所での消費電力の約5%を再生可能エネルギー由来の電力に転換し、年間約1,600トンのCO2排出量削減が見込まれます。

IHIは、このソーラーカーポートを自社設備として事業所で運用・管理するため、長期にわたり安定的に環境負荷の低いエネルギーを使用でき、脱炭素社会の推進に貢献できます。また、本事業所では、2026年中に未活用スペースなどへ野立て式太陽光発電設備の増設を予定しており、増設後は消費電力の約10％を再生可能エネルギー由来の電力へ転換する見込みです。

IHIは、2030年までに自社の事業活動により排出される温室効果ガスを2019年比で半減し、さらに「IHIカーボンニュートラル2050」を掲げ、2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにすることを目標としています。今後も再生可能エネルギーの導入や省エネルギー活動を積極的に推進し、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。