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24日前
NTTビジネスソリューションズ
NTTビジネスソリューションズとミツカンが食品工場の汚泥削減を目的とした酵素循環式排水処理システムの共同実証テストを開始
NTTビジネスソリューションズとミツカンは、食品工場の排水処理の性能向上と汚泥の削減を目的とした酵素循環式排水処理システムの共同実証テストを開始しました。この実証テストは、2025年11月9日から2026年1月中旬までミツカンの美濃加茂工場で実施されます。このシステムは、従来の処理法と比較して、より高い処理能力と汚泥削減率を実現することを期待しています。

NTTビジネスソリューションズとミツカンは、食品工場の排水処理の性能向上と汚泥の削減を目的とした酵素循環式排水処理システムの共同実証テストを開始しました。この実証テストは、2025年11月9日から2026年1月中旬までミツカンの美濃加茂工場で実施されます。

近年、カーボンニュートラルや持続可能な世界の実現に向けて、脱炭素や省エネ、省資源による環境保全への取り組みが社会及び企業によって推進されています。食品業界においては、排水処理や汚泥の処理コストの低減と温室効果ガスの削減が重要視されています。

NTTビジネスソリューションズは、食品工場等からの残渣を有効活用する資源循環モデルの浸透に取り組んでおり、ミツカンも工場排水を安全に処理する過程で排出される汚泥の廃棄コストの削減に取り組んでいます。この実証テストでは、酵素活性化法による処理の効果を検証し、汚泥削減率や処理能力を評価します。

実証テストでは、既存設備から直接取水した排水と浮上分離テスト装置を経由した排水を、従来の活性汚泥法と酵素活性化法の2系統の小型テスト機で処理し、浮遊物質の除去効果を測定します。また、酵素活性化法によるpH調整力や臭気性の有無も評価されます。

NTTビジネスソリューションズは、この実証テストを通じて、酵素活性化法の有効性を確認し、ミツカンと汚泥削減効果に伴う排水処理工程全体のコスト削減効果を検証します。さらに、画像認識AIを用いた設備の遠隔管理やメンテナンスの効率化、温室効果ガス排出量の削減など、NTT西日本グループのICT技術を活用したカーボンニュートラルへの貢献を目指します。

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