信州大学発スタートアップがカーシェア実証実験を開始、地域交通課題解決に取り組む

2025年11月10日より、長野を拠点とするスタートアップ企業である株式会社TRILL.が、国土交通省の「交通空白」解消プロジェクトの一環として、地域法人の社用車を活用したカーシェア実証実験を開始します。この実証実験は、長野県内の公共交通が不足する地域に、非対面かつ低価格で利用可能な新たな移動手段を提供することを目的としています。

個人間カーシェアサービス「OURCAR」のシステムを利用し、県内の住民や観光客がより自由に車を通じた移動ができる環境を創出します。この実証実験は、市町村単位のみならず県全域を対象とし、100台規模の法人車両を活用する全国初の試みとなります。

この実証実験を通じて、持続可能な地域交通を実現するための新たなビジネスモデルとスキームを検証し、今後「交通空白」が顕在化していく中でも、より自由に車を通じた移動ができる環境を創出することを目指します。

実証実験の開始にあたり、記者発表会を2025年11月10日(月) 13：00より長野県庁にて開催します。国土交通省、長野県庁、そして本実証に参画する企業の代表者も登壇し、本実証の意義や詳細について説明いたします。

この取り組みは、地域の交通課題解決に向けた先進的かつ意義あるものであり、報道各社の皆様にはぜひご取材いただきますようお願い申し上げます。