建設業
27日前
NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社
日本通運、建設資材の共同配送と建設現場内搬入支援を開始
日本通運は都市部の建設需要に対応するため、建設資材の共同配送と建設現場内の搬入・間配り支援を組み合わせた都市型物流スキーム「建設ロジスティクス」を開始しました。このスキームは、運搬効率の悪さやCO2排出量の増加などの課題を解決し、建設現場の作業効率を最大50%改善し、CO2排出量を最大40%削減することを期待しています。

日本通運は都市部の建設需要に対応するため、建設資材の共同配送と建設現場内の搬入・間配り支援を組み合わせた都市型物流スキーム「建設ロジスティクス」を開始しました。この新たなスキームは、倉庫・輸送・オフィス移転で培ったノウハウを活かし、物流から建設現場の最適化を支援することを目的としています。

【取り組みの背景】
都市部の高層ビルなどの建設現場では、各メーカーが個別に資材を納入するため運搬効率が悪く、車両の集中・待機が常態化し、周辺道路の交通渋滞やCO2排出量の増加が課題となっていました。また、人手不足が深刻化するなか、荷受け・仕分け・運搬といった付帯作業が現場で滞留し、職人が本来の専門作業に集中できず、生産性を低下させる要因となっていました。

【スキームの概要】
本スキームは、都市近郊に配置した門前倉庫に各メーカーの資材を集約し、WMSで在庫と入出庫を一括管理し、建設工程に合わせて必要な資材を複数メーカー分まとめてジャストインタイムで共同配送するものです。現場到着後は、日本通運がエレベーター運用会社と連携し、エレベーター積み込み、各フロアでの横持ち(間配り)までを一貫して実施します。

【スキームの特徴】
1. 都市部のスペースが限られた現場に対応する建設共同配送
複数メーカーの資材を倉庫内でフロアごとに仕分け後、積み合わせて一括納品。車両台数と到着時間のばらつきを抑え、朝の搬入ラッシュや待機を軽減します。
2. 荷揚げ(揚重)・間配りサポート
エレベーター(EV)の予約・運用と連動し、EV積み込みから各フロア・各室への間配りまでを日本通運が一括手配します。手待ちや手作業を減らし、安全に所定位置へ届けます。
3. カゴ車・平台車による省人化と時間短縮
荷下ろしからEV積み込み、フロア内の移動までカゴ車・平台車で一貫運用。床直置きや積み替えを減らし、作業負荷を軽減します。
4. 「NRBOX」で端材を水平リサイクル
キャスター付きロールボックス「NRBOX」で複数品目の端材を同時回収。回収した端材は建設材へ再資源化されます。

【本スキームによる期待される削減効果】
・建設現場における作業効率の改善 最大50%
・納品車両の待機時間ゼロ
・CO2排出量の削減 最大40%

【今後の展開】
まず、建設需要のピークが見込まれる東京都心と大阪府下で、当社所有の倉庫を活用し、ゼネコン数社と取り組みを開始。今後順次取り扱い拠点を拡大します。また、この共同配送でCO2排出量を削減するプロジェクトを、J-クレジット制度へ登録を進めます。日本通運は運営管理者として、登録・申請・検証・発行に至るまでのプロセスを一括支援し、売却した収益を参加企業のニーズにあわせて還元する体制の整備を目指します。

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