株式会社竹書房は、2025年11月29日(土)にチョン・ボラ著、関谷敦子訳による異色短篇集『呪いのウサギ』を文庫として発売します。この作品は、国際ブッカー賞の最終候補作に選ばれ、2023年には全米図書賞の最終候補作にもなりました。作品は、ライバル会社の策略に巻き込まれた親友の復讐譚や、排泄物が意志を持ち話しかけてくる「頭」など、孤独に寄り添う“恐怖”と美しく甘美な破滅を描いています。

『呪いのウサギ』は、チョン・ボラの代表作の一つで、彼女の奇想小説の魅力を存分に表現しています。翻訳は英・韓・日翻訳者である関谷敦子が担当し、字幕翻訳や出版翻訳など幅広い分野で活躍しています。

竹書房は1972年に設立され、麻雀漫画誌「近代麻雀」や4コマ漫画などの専門雑誌、書籍、コミック、写真集、DVDなど多岐にわたる出版物を扱う出版社です。