製造業
4日前
出光興産株式会社
出光興産、海洋アルカリ化技術を活用したCO2除去事業に米国スタートアップVycarb社と提携
出光興産は、海洋アルカリ化を活用したCO2除去技術を展開する米国スタートアップVycarb社に出資し、北米地域でのカーボンディレクトリモoval (CDR) 事業モデルの構築を推進します。Vycarb社の技術は、海水や河川水のCO2を除去し、炭酸塩や重炭酸塩として海や河川に放流することで、大気中のCO2を削減します。出光興産は、この技術を通じて、2050年のカーボンニュートラル達成に向けた取り組みを強化します。

出光興産株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:酒井則明)は、海洋アルカリ化を活用したCO2除去(Carbon Dioxide Removal、以下「CDR」)に取り組む米国スタートアップ企業のVycarb Inc.(以下「Vycarb社」)に出資しました。この出資により、出光興産はVycarb社を通じて海洋アルカリ化(Ocean Alkalinity Enhancement、以下「OAE」)に関する知見を獲得し、北米におけるCDR事業モデルの構築を推進します。

Vycarb社は、海水や河川水のCO2を除去し、炭酸塩や重炭酸塩として海や河川に放流する技術を開発しています。この技術は、大規模な集中設備を必要とせず、分散型で低コストに導入できる点が特徴です。Vycarb社は、常温常圧で稼働する独自の設備により、リアルタイム計測が可能なセンサー技術を活用し、高精度なCO2除去と測定を実現しています。

出光興産は、この提携を通じて、2050年のカーボンニュートラル達成に向けた取り組みを強化します。特に、CDRの先進市場である北米において、技術トレンドの把握と実証機会の拡大に注力し、事業モデルの構築を目指します。

PR TIMES [プレスリリース]
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