ハチドリソーラー、JR西日本と住宅向け太陽光発電の実証実験を開始

自然エネルギーが主電源の未来を創るというミッションを掲げるハチドリソーラー株式会社（本社：東京都新宿区）は、JR西日本とJR西日本イノベーションズと共同で、住宅向け太陽光発電サービスの実証実験を開始しました。

この実証実験では、JR西日本グループのアセットを活用し、駅を起点とした地域の脱炭素モデル構築を目指します。具体的には、JR西日本の地域ネットワークとハチドリソーラーが提供する初期費用0円の住宅向け太陽光サービスを組み合わせ、広島県と山口県のご家庭を対象に太陽光発電の普及を促進し、地域全体の脱炭素化モデルの構築を目指します。

JR西日本は、2050年までにグループ全体のカーボンニュートラルを目指す「JR西日本グループ ゼロカーボン2050」を掲げ、鉄道事業における省エネ推進や再生可能エネルギーの活用に加え、地域社会全体の脱炭素化にも取り組んでいます。この取り組みは、駅や関連施設など地域に広く点在するJR西日本グループのアセットを環境分野でも活用していくことを目指すものです。

ハチドリソーラーは、高額な初期費用がネックとなり普及が進まない太陽光発電を、お客様の費用負担を最小限にしたソリューションを提供することで、設置の拡大を推進しています。この実証実験では、駅を中心としたJR西日本の地域ネットワークと、ハチドリソーラーが提供する初期費用0円の住宅向け太陽光サービスを掛け合わせ、生活者が自然エネルギーをより選びやすくなる環境づくりを目指します。

実証実験の実施期間は2025年11月21日から2026年2月20日で、広島県および山口県にお住まいのご家庭を対象とします。発電した電気を自家消費し、電気代およびCO₂排出量の削減効果を検証するとともに、地域における太陽光の需要把握および導入意向の調査を行います。

この取り組みは、単なる住宅向け太陽光発電サービスの提供にとどまらず、将来的な地域脱炭素モデルの構築を見据えたものです。JR西日本グループのアセットを活用したオンサイトPPAの可能性をはじめ、広域的なオフサイトPPAの実現性、さらには企業向け太陽光の提供など、駅を中心とした分散型エネルギーの社会実装に向けて検討を進めていく予定です。