
株式会社WOW WORLDは、企業に求められるメールマガジンの受信動向と課題に関する調査レポートを公開しました。この調査は、2025年2月3日から2月13日にかけて、全国47都道府県にわたり、13歳から80代の男女を対象に実施されました。有効回答数は1,554人で、プライベートで企業からのメールマガジンを受信している人の割合を明らかにしました。
調査の結果、メールマガジンを登録するきっかけは「会員登録するタイミングで」と「商品を購入したタイミングで」が多く、世代が上がるほど「商品を購入したタイミングで」を選択する傾向が見られました。また、1日に受信するメールマガジンの平均数は「3~5通程度」が最も多く、合計すると「3通以上受信している層」が75%近くを占めることがわかりました。
プライベートで受信するメールマガジンに期待することとしては、71%が「キャンペーンやセール、クーポン等のお買い得情報」を重視しています。メールマガジンを読みたくなるポイントは、半数以上が「件名や内容が興味深い」と回答しており、件名やテーマの工夫で開封につながりやすくなることが示されました。
メールマガジン経由で商品・サービスを購入、申し込みしたことがある人は半数を超え、購入、申し込みした理由は「ちょうど気になっていた商品の案内があったから」が最多でした。プライベートでメールマガジンを読む時間帯としては、平日の帰宅後や休日の余暇などゆとりのある時間帯に読む割合が多いことがわかりました。
しかし、メールマガジンの課題も明らかになりました。読まない理由は「件名に興味がない」「忙しい」が主要な理由で、開封を促すには、件名と配信のタイミングが重要です。また、メールマガジンを解約したことがある人は6割以上で、適切な配信頻度と質の高いコンテンツに加え、読者の関心に合った届け方が重要です。さらに、登録済みのメールマガジンが迷惑メールに分類された経験がある人は半数以上で、読者に確実に届けるには、配信設定や認証を適切に設定することが求められます。
この調査レポートは、企業のマーケティング活動におけるメールマガジンの活用法の参考となることが期待されます。