2025年9月18日、北海道テレビ放送株式会社が制作したHTBノンフィクション「生ききる～俳優と妻の夜想曲～」が、2025年日本民間放送連盟賞番組部門 テレビ教養番組で最優秀を受賞しました。この作品は、治療しなければ余命半年と告げられた60歳の俳優・脚本家が、がんと闘いながら新しい芝居を作り上げるまでの舞台裏に密着したドキュメンタリーです。この栄えある賞は、番組、CM、放送技術の向上と、放送活動の発展を図ることを目的に創設された歴史ある賞です。

HTBノンフィクション「生ききる～俳優と妻の夜想曲～」は、俳優斎藤歩の晩年の生き様を追った番組です。病との闘い、演出する舞台への思い、そして妻の葛藤を追った作品で、多くの人々の心に響きました。この作品は、がんを患ったとき、そして大切な人ががんにおかされたとき、夫婦の葛藤を描いています。

今回の受賞について、取材を担当した沼田博光ディレクターは、「このような栄えある賞をいただき、光栄に思います。スタッフを代表して御礼申し上げます。今回の賞は、カメラの前に全てをさらけ出し、俳優として生ききる様を記録させてくれた斎藤歩さんと、歩さんを支え、夫婦で前を向こうともがいた妻の西田薫さんのお二人が受賞したのだと感じています。」と話しています。

表彰式は11月7日（金）に開かれ、グランプリと準グランプリ番組が発表されます。