株式会社ジョリーグッドは、米国介護人材不足に対処するため、ジョージ・メイソン大学監修のVR認知症教育コースをグローバル向けリスキリングプラットフォーム「JOLLYGOOD+」で提供開始しました。この取り組みは、米国トップクラスの大学が監修した本格的な教材を、スマートフォンで手軽に学べる「グローバル向けリスキリングプラットフォーム」の第一弾です。
米国の介護人材の離職率は53%に達しており、その背景には米国特有の多文化・多言語環境による「教育の限界」があります。北米の施設の62%では3ヵ国語以上が飛び交う多様なスタッフが働いており、介護職員の54%が「英語での(従来の)研修内容を十分に理解できない」と感じています。
この課題に対し、ジョージ・メイソン大学と当社が導き出した解決策が、VRを活用した没入型トレーニングです。「JOLLYGOOD+360」を通じて認知症患者の視覚的幻覚や混乱を疑似体験することで、複雑な英語のテキストを読み解くことなく、直感的に相手の感情を理解(共感)することが可能になります。
事前の共同研究では、本VRトレーニングを受講した参加者の「認知症に関する知識」と「共感度」が向上しました。特に文化や言語の壁を越えた共感、介護者のエンパワーメントと離職率改善への示唆が強く示されています。多文化背景を持つケアスタッフにとって、VRは言語に依存しない「感情的学習(Emotional Learning)」を促す最適な教育ツールであり、現場でのコミュニケーション能力と共感力の向上、ひいては離職率の改善に直結することが期待されています。
米国内でのVR活用講義スケジュールとして、2026年3月26日に米バージニア州ソーシャルワーカー協会(NASW)主催のセミナーが予定されています。また、ジョージ・メイソン大学 生涯学習大学(OLLI)講義も4月から開始されます。