製造業
4日前
新栄電子計測器株式会社
新栄電子計測器がペロブスカイト太陽電池対応の太陽光モジュール性能評価装置IVCTシリーズを発売
新栄電子計測器株式会社は、ペロブスカイト太陽電池に対応した太陽光モジュール性能評価装置「IVCTシリーズ」を発売しました。IVCTシリーズは、太陽光モジュールの開発・生産工程における動作検証から出荷検査まで幅広く活用できる測定装置で、非対称バイポーラ電源による広領域での高精度なI-Vカーブ測定を実現します。

新栄電子計測器株式会社(本社:神奈川県藤沢市、代表取締役:久保田 和磨)は、太陽光モジュール性能評価装置の新製品として、ペロブスカイト太陽電池に対応した I-Vカーブトレーサー「IVCTシリーズ」を発売いたします。

IVCTシリーズは、太陽光モジュールの開発・生産工程における動作検証から出荷検査まで幅広く活用できる測定装置です。非対称バイポーラ電源による広領域での高精度なI-Vカーブ測定を実現します。

近年、次世代太陽電池として「ペロブスカイト太陽電池」が注目されており、研究開発から量産化への移行が加速しています。これまで当社が培ってきた電源制御技術と計測ノウハウを活かし、ペロブスカイト太陽電池の特性をより正確に評価できる測定装置を開発しました。

IVCTシリーズの主要な特徴は以下の通りです。

・非対称バイポーラ電源による全領域のI-Vカーブ測定
高精度な制御が可能な非対称バイポーラ電源を搭載し、広範囲のI-V特性を安定して取得できます。

・安定した測定を実現するディレイ機能
ソース出力後にディレイ時間を設定し、モジュール特性が安定した段階で測定することにより、信頼性の高いデータを取得可能です。

・用途に合わせて選べる4モデル(IVCT-150/200/300/500)
定格出力150V/4A~500V/1.25Aのラインナップで、研究用途から量産ラインまで柔軟に対応します。

・専用アプリケーションで詳細な測定が可能
IVカーブの測定結果をグラフ表示(3象限の測定結果)します。スイープ方向は短絡→開放、開放→短絡、短絡→開放→短絡、開放→短絡→開放から選択できます。取得したVoc、Isc、Pmax、Vpm、Ipm、FF、温度(オプション)をCSV形式でログ出力します。

主な仕様は以下の通りです。

定格出力
・IVCT-150 電圧 最大150V、電流 最大4A、電力 最大600W
・IVCT-200 電圧 最大200V、電流 最大3A、電力 最大600W
・IVCT-300 電圧 最大300V、電流 最大2A、電力 最大600W
・IVCT-500 電圧 最大500V、電流 最大1.25A、電力 最大600W

(※定格出力はお客様用途に合わせてカスタマイズ可能)

測定項目
Voc、Isc、Pmax、Vpm、Ipm、FF、温度(オプション)

I-V測定方式
方式:電圧スイープ
スイープ時間: 10~1000ms(ms単位で設定)
ディレイ時間:1~1000ms(ms単位で設定)
スイープ方向: 短絡⇒解放、解放⇒短絡、短絡⇒解放⇒短絡、解放⇒短絡⇒解放

サイズ
寸法:700×1500×750mm(モニタ除く)重量:約300kg

主な用途
・ペロブスカイト太陽電池の研究開発
・太陽光モジュールの特性評価
・生産ラインでの動作検証・品質検査

新栄電子計測器株式会社は、この新製品の発売により、ペロブスカイト太陽電池の研究開発や太陽光モジュールの性能評価をより効率的に行う支援を目指しています。

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