北海道旭川市を拠点とする特定非営利活動法人あさひかわナースハーモニーは、訪問看護ステーションとフリースクールを一体的に運営する全国でも希少なモデルを展開します。この取り組みを支援するため、クラウドファンディングを開始しました。

近年、学校に通うことが困難な子ども・若者、医療的ケアや心身の支援を必要とする家庭が増加しています。当法人は、訪問看護、フリースクール、暮らしの保健室（アサイロねっと）という３つの柱で、総合的な地域支援を展開しています。特に、訪問看護とフリースクールを同一拠点で併設するモデルは全国的にも稀有な取り組みです。

このクラウドファンディングは、医療、教育、地域支援を統合し、制度の狭間にいる子どもや若者、家族に寄り添った支援を実現するためのものです。訪問看護で人に慣れ、その後に外に出る機会をもち、さらに進学や就職を目指すなど、子どもたちのステップアップをサポートします。また、看護師不足・介護人材不足が深刻化する中、子どもたちが「将来、看護や介護の職業」を選択できるように、通信制高校との連携で看護・介護コースを新設しました。

クラウドファンディングの目標金額は4,000,000円で、募集方式はAll-in方式（目標未達でも実行）です。支援金の用途は、設備費、人件費、食材費、広報・宣伝費など多岐にわたります。

クラウドファンディング開始は11月で、終了は12月26日です。支援者へのリターンの発送と活動報告は2026年2月以降を予定しています。リターン例としては、活動報告書、子ども・スタッフ手作りお礼カード、限定イベント招待などがあります。

この取り組みを通じて、北海道旭川エリア発のモデルを全国に発信し、地域医療・教育の新たなスタンダードを目指します。