
NTT東日本、秋田県、秋田大学が風力発電設備のヘルスモニタリング技術で三者連携協定を締結
NTT東日本、秋田県、秋田大学が風力発電設備のヘルスモニタリング技術の研究開発を通じて、地域産業の振興と学術的知見の深化を目指す産学官連携協定を締結しました。
NTTグループは、ドローン技術を活用した風力発電設備の点検において、世界初となる「無停止点検技術」の実証を行い、再生可能エネルギーの運用において、設備の安全性や効率性の向上につながる技術確立に取り組んできました。
2050年カーボンニュートラル実現や日本国内のエネルギー自給率向上を見据え、本協定を通じて、風力発電に対する保守運用技術の確立に向けた検討を推進します。また、秋田県を実証フィールドとし、ドローンを活用した保守点検技術などのノウハウ創出に取り組み、将来的には、保守点検技術の商用化に加え、秋田県産業技術センターとの連携による県内他産業への展開を目指します。
連携事項と各者役割
協定には、風力発電設備に関する先進的点検技術等の研究及び実証における県内企業との連携、研究成果の社会実装及び事業化、研究者、技術者及び学生の交流・育成、研究に係る設備等の相互利用など、幅広い連携事項が含まれています。
各者の役割は、秋田県が風力発電事業者やメンテナンス事業者との連携促進、秋田大学がデータサイエンス、AIなどのデジタル技術を活用したデータの蓄積や解析、新技術の研究を推進、NTT東日本が風力発電に対する先進的な保守点検技術の確立に向けた検討の推進とドローンを活用した保守点検技術のノウハウ創出に取り組むこととなっています。
協定式
協定式は2025年9月5日(金) 14:10~15:00に秋田県庁 正庁舎2階 プレゼンテーションルームで行われ、秋田県知事 鈴木健太、国立大学法人秋田大学長 南谷佳弘、NTT東日本株式会社秋田支店長 澤村誉が出席しました。
調印式、プレゼンテーション、質疑対応が行われました。