建設業
21日前
新菱冷熱工業株式会社
新菱冷熱工業が閉鎖循環式陸上養殖プラントの実証プロジェクトを開始
新菱冷熱工業株式会社は、水産物需要の増加と水産資源保全の重要性を背景に、茨城県つくば市の研究開発施設で閉鎖循環式陸上養殖の実証設備を完成させました。2026年より本格的な実証運転を開始し、脱窒システムを組み込んだ省エネルギー型モデルを構築し、水資源の節約と安定的な水産物供給を目指します。
新菱冷熱工業株式会社(東京都新宿区、代表取締役社長 加賀美猛)は、水産物需要の増加と水産資源保全の重要性を背景に、茨城県つくば市の研究開発施設「イノベーションハブ」において、外部の海や河川と接続せず、養殖水を施設内で循環・管理する「閉鎖循環式陸上養殖」の実証設備を完成させました。2026年より本格的な実証運転を開始し、実証後は陸上養殖における設備工事の受注拡大や水族館向け脱窒システムの導入を目指します。
近年、世界的に水産物消費が増加する中、日本国内では水産庁が「養殖業成長産業化総合戦略」を掲げるなど、陸上養殖が持続可能な水産資源の供給手段とされています。一方、海面養殖やかけ流し式養殖に伴う水質悪化、赤潮、気候変動などによる水産資源への影響により、陸上養殖は安定的な水産物の供給と環境負荷の低減を両立できる方式として注目を集めています。当社は、中期計画における成長戦略の一つとして新たな事業の創出に取り組んでいます。その一環として、全国21カ所の水族館で飼育設備の設計・施工を通じて培ってきた水処理や生体管理の技術を活用しています。
本実証プロジェクトでは、脱窒システム※2を導入することで、省エネルギーかつ低換水率※3でも安定して運転が可能な陸上養殖システムのモデル構築を目指しています。
※1 飼育設備:魚類・海獣類・無脊椎動物・水生植物などの健康を維持するために、ろ過装置や殺菌装置など配管で接続し、水を循環させながら自然環境に近い状態で水質を管理する水族館向け設備。
※2 脱窒システム:水中に含まれる硝酸性窒素を、微生物の働きによって窒素ガスに変換し、除去する処理方法。
※3低換水率:養殖プラントにおいて、外部から補給する水の量を最小限に抑えて運用する方式。
PR TIMES [プレスリリース]
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