公共・政府
47日前
公益社団法人3.11メモリアルネットワーク
東日本大震災14年半後の伝承活動現状と課題を明らかに 3.11メモリアルネットワーク調査結果
2025年8月11日、公益社団法人3.11メモリアルネットワークが岩手・宮城・福島の震災伝承団体と伝承施設の現状と課題を調査し、その結果を公開しました。調査では、伝承団体96%が「継続の不安」を抱え、防災への「語り部」の寄与を確認しました。また、伝承団体の過半数が人材確保の見通しが立っていないと回答しており、今後の伝承活動の持続性に課題が浮き彫りです。

2025年8月11日、公益社団法人3.11メモリアルネットワークは、岩手・宮城・福島の震災伝承団体と伝承施設の現状と課題を調査し、その結果を速報公開しました。調査は2017年から毎年実施されており、今年は第2弾として、9つの大設問からなるアンケートを実施しました。

調査の結果、震災伝承団体の96%が「継続の不安」を抱えており、防災への「語り部」の寄与については、その活動の継続が見通せていない現状が明らかになりました。一方で、来訪者の意識や行動を変えるために、東日本大震災の語り部は寄与できると思われるとの回答が100%でした。

また、伝承団体の過半数が2026年度以降の伝承人材確保の見通しについて「余り見通しがついていない」、「全く見通しがついていない」、「わからない」と回答しており、人材確保の課題が浮き彫りです。

調査は岩手・宮城・福島の25の伝承団体と26の伝承施設運営組織の協力を得て実施され、今後も追加回答を収集し、詳報を公開予定です。

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