
リーガルテック株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:佐々木 隆仁)は、会計士・弁護士・弁理士などの士業主導によるFA型(ファイナンシャルアドバイザー型)M&Aを支援する、国産開発のVDR(バーチャルデータルーム)に生成AIを搭載した「次世代M&A基盤」を正式リリースしました。
日本のM&A市場は長らく仲介業者主導で進められ、情報管理も紙やメールを中心としたアナログな方法に依存してきました。しかし近年、中小企業庁による「中小M&Aガイドライン」やM&A支援機関登録制度の導入により、手数料体系や契約条件の透明化が求められるようになりました。
また、売り手・買い手の利益を明確に分けて助言するFA方式の普及や、弁護士・会計士など士業によるデューデリジェンスの重要性が高まっており、従来の仲介主導型からFA型M&Aへの移行が進んでいます。
こうした転換期においては、膨大な契約書・財務資料・知財情報を安全かつ効率的に扱える仕組みが不可欠であり、透明性と法的精緻性を担保しながらM&Aを遂行するためのデジタル基盤が強く求められています。
リーガルテックVDRは、国産ならではの安心感と日本語向けUI、AIによる業務効率化を両立する次世代M&A基盤です。具体的には、国内サーバー運用によるデータ主権の確保、士業基準のセキュリティ設計、生成AIによる自動処理機能、AIによるM&Aドキュメントの検索性向上とナレッジ継承の支援など、日本のM&A構造の変化に応える新標準を提供します。
今後は、2025年10月よりM&A士業向け定期セミナーを開催し、弁護士・会計士・知財専門家との連携による売却支援モデルの実証を進めるほか、生成AIによるDue Diligence支援機能や外部APIとの連携を強化し、M&A業務の新しい標準基盤を目指します。