運輸・物流業
36日前
株式会社テラスカイ
北電情報システムサービス、サブスク請求管理をクラウドで刷新し業務時間削減を実現
北電情報システムサービスは、顧客データ基盤の刷新を支援するテラスカイと協力し、クラウドベースのソアスクとSalesforceのService Cloudを導入しました。これにより、月間数十時間の業務時間削減とデータ活用の促進を実現しました。システム基盤の統合により、工数削減、データ活用の促進、契約状況の可視化を実現し、自社内でのDX推進を加速させています。

北電情報システムサービスは、顧客データ基盤の刷新を支援するテラスカイと協力し、クラウドベースのソアスクとSalesforceのService Cloudを導入しました。これにより、月間数十時間の業務時間削減とデータ活用の促進を実現しました。

【背景】
北電情報システムサービスは、インターネット接続サービス「FITWeb」やクラウドサービス「FIT-Cloud」など、民間企業や自治体に対して多岐にわたるITソリューションを提供しています。FITWebは、フルスクラッチで開発したシステムで顧客情報を管理していましたが、老朽化やブラックボックス化が進んでいました。また、FIT-Cloudは表計算ソフトに契約情報などを入力して顧客情報を管理していたため、煩雑な手作業が発生していました。さらに、両サービスのコールセンターでは、これまでグループウェア製品で顧客対応履歴を管理していましたが、グループウェア製品からの移行が必要であるという認識が共有されていました。

【テラスカイの支援内容】
テラスカイの提案により、サブスクリプション販売管理サービス「ソアスク」とSalesforceが提供するカスタマーサービス向けのツール「Service Cloud」の導入が進められました。システム基盤の刷新プロジェクトは、2024年4月にスタート。テラスカイの下記支援により、1年後の2025年3月に3つの顧客システム基盤の統合が完了しました。

- データ移行用のテンプレートを作成し、名寄せやデータ加工のプロセスを標準化
- ソアスクのデータを会計システムへスムーズに取り込むための専用プログラムを開発
- 顧客へ送付する窓付き封筒の仕様に合わせ、帳票の宛名印字位置を調整するなど、細かなカスタマイズを実施

【システム基盤統合の効果】
システム基盤の統合により、3つの効果を得ています。

1.大幅な工数削減
FIT-Cloudの契約・請求管理における表計算ソフトでの作業がすべて不要になりました。このため月間で数十時間の工数削減につながっています。

2.データ活用の促進
従来は専用の仕組みが必要だったレポート作成が、Salesforceの標準機能でできるようになりました。月報やサービス別売上のレポートを迅速に作成できるようになり、データを活用しています。今後はコールセンターに蓄積される問い合わせデータの活用も視野に入れています。

3.契約状況の可視化
顧客情報が一元化されたことで、顧客が契約しているサービス内容が一目でわかるようになりました。以前は営業から契約情報の問い合わせがあった際に、確認に時間を要していましたが、即座に回答できるようになっています。

北電情報システムサービスのITサービス部では、この度のソアスクとService Cloud導入プロジェクトを経て、自ら考えて動く文化が醸成されたことも成果として挙げています。Salesforce Platformによって内製開発が進めやすくなったため、今後は業務アプリの構築などを視野に入れています。

北電情報システムサービスは、今後は電子取引の強化、コールセンターでの生成AI活用などに取り組む予定です。テラスカイは、引き続き北電情報システムサービスのDX推進を支援してまいります。

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