レミーコアントロージャパン株式会社が取り扱うシャンパーニュのメゾン テルモンは、航空輸送を完全に廃止し、環境に配慮したサステナブルなアプローチで新時代のシャンパーニュを切り拓くべく、海運会社Neoline(ネオライン)との提携を発表しました。2025年までに米国市場への輸出で初の風力海上輸送を開始し、世界初の風力貨物船「Neoliner」を活用して、脱炭素化を推進します。
「母なる自然の名のもとに(In the Name of Mother Nature)」をすべての活動の指標とするテルモンは、5,300トンのロールオン・ロールオフ式帆走貨物船「ネオライナー・オリジン」が、サン=ナゼールとボルチモアを結ぶ初の大西洋横断航海に出航し、その船内にはテルモンのBalthazar(12リットルボトル)が積載されました。従来の海上輸送と比較して航海あたりのCO₂排出量を80%削減するネオライン社との提携は、テルモンが掲げた2050年までにネットゼロを達成するという目標達成の一環となります。
この船の進水式典が10月13日に執り行われ、米国航路の正式就航が宣言されました。式典では、船の錨にシャンパーニュ テルモンのBalthazar(12リットルボトル)を注ぐという儀式が行われました。これは、「地球環境を保護するため商業活動における脱炭素化を目指す」という共通の志で結ばれた、二つの先見性ある企業間の提携を象徴するものとなりました。
「ネオラインは輸送分野における革新的な存在であり、テルモンは待望のこの提携を通じて、パイオニア精神を実践してまいります。ブドウ畑からグラスに至るまで、輸送を含むシャンパーニュ製造プロセス全体のあらゆる工程において、より環境に配慮した取り組みを進めています。一歩一歩、ネットゼロ達成という目標へと近づいています。母なる自然の、そして、海の名のもとに!」とメゾン テルモン社長のルドヴィック・デュ・プレシは述べました。
「これまで風力による海上輸送は限られた物量しか運べませんでした。ネオラインは全てを変えます。コンテナ全体を帆走で輸送可能となり、重油推進の貨物船に代わる具体的かつ拡張性のある選択肢を提供します。環境への取り組みが我々と同じ考えを持つ、メゾン テルモンのような先見性ある企業と提携できることを大変嬉しく思います。共に、新たなモデルがすでに始動していることを実証しようとしているのです。」とネオライン社長のジャン・ザヌッティーニは話しました。