環境
3日前
プラチナバイオ株式会社
カーボンリサイクルのサプライチェーン構築に向け実証開始
プラチナバイオ株式会社は、ツネイシカムテックス、ファイトリピッド・テクノロジーズ、リバネスと連携し、焼却炉の排ガスを活用した「低コスト種藻」生産モデルの確立を目指す実証プロジェクトを開始しました。このプロジェクトは、広島県のカーボンリサイクル関連技術研究開発支援事業の一環として、微細藻類ナンノクロロプシスの屋外培養を行い、燃料や化成品生産のサプライチェーンにおける種藻の生産コストの革新に挑戦します。

プラチナバイオ株式会社(以下、PtBio)は、ツネイシカムテックス、ファイトリピッド・テクノロジーズ(以下、PLT)、リバネスと連携し、カーボンリサイクルのサプライチェーン構築に向けた実証プロジェクトを開始しました。このプロジェクトは、ツネイシカムテックスの焼却炉から生じる排ガスを活用し、微細藻類ナンノクロロプシスの屋外培養を行い、「低コスト種藻」生産モデルの確立を目指します。

これまでの研究で培養液のpH変化、酸素不足、温度変動といった課題を克服し、良好な生育データを取得したPtBioは、この実証プロジェクトでさらなる技術革新を目指します。プロジェクトでは、低コスト・ハードウェアと低コスト・ソフトウェアの統合による「低コスト種藻生産システム」の開発を目指します。

PtBioは屋外の過酷な環境に適応する高性能藻類の開発に向けた育種基盤研究を担当し、ストレス環境下での遺伝子発現解析を通じてゲノム編集の標的遺伝子を探索し、将来の環境耐性株の構築を目指します。また、リバネスはプロジェクト全体のマネジメントと、培養システムの他地域への展開に向けた戦略立案を担います。

この実証プロジェクトは、広島県の基幹産業を支える地元企業とベンチャー企業の技術・知見を組み合わせた新しい「知識製造」の形です。PtBioは、この連携を通じて、廃棄物を資源へと転換するカーボンリサイクルモデルを構築し、新産業の創出に貢献してまいります。

PR TIMES [プレスリリース]
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