自動車整備士を選んだきっかけについて教えてください。
自動車が大好きで、子供の頃からおもちゃの車を分解して遊ぶのが好きでした。その延長で、自然と自動車整備士の道を選ぶことになりました。父が整備工場を経営していたことも影響しています。父の背中を見て育ち、いつか自分も同じように車を直す仕事をしたいと思ったんです。
日々の業務で一番やりがいを感じる瞬間は何ですか?
お客様の車を修理して無事に走るようになったときです。特に、大きな故障を抱えた車が修理後に問題なく動くようになると、とても達成感を感じます。また、お客様から感謝の言葉をいただくと、この仕事を選んでよかったと心から思います。
整備士としてのキャリアの中で一番印象に残っているエピソードを教えてください。
若い頃、エンジンの重大なトラブルを抱えた車を修理したことがあります。診断が難しく、何度も試行錯誤を繰り返しました。最終的にはエンジンの内部部品に問題があることを突き止め、無事に修理することができました。その時の達成感とお客様の喜びの表情は今でも忘れられません。
日常の業務で最も難しいと感じる点は何ですか?
最新の車は電子制御が進んでおり、従来のメカニカルな修理だけでは対応できないことが増えています。そのため、最新の技術や知識を常に学び続ける必要があります。また、診断ツールやソフトウェアの使い方を習得するのも一苦労です。新しい技術に対応し続けることが、整備士としてのスキルを維持する上での大きなチャレンジです。
整備士として成功するために必要な資質やスキルは何ですか?

まずは細かい作業に対する注意力が必要です。車の部品は非常に小さく、慎重に扱う必要があります。また、問題解決能力も重要です。車の故障原因を迅速に特定し、適切な修理方法を見つけることが求められます。さらに、最新の技術や知識を常に学び続ける姿勢も欠かせません。

仕事を通じて得られる最大の満足感は何ですか?
お客様が安心して車を運転できるようになることです。特に、長い間使っている車や思い入れのある車を修理して、再び道路に戻すことができたときの喜びは格別です。また、お客様の信頼を得て、リピーターとして何度も来ていただけることも大きな満足感を得られるポイントです。
今後のキャリアについてどのように考えていますか?
今後も整備士としてのスキルを磨き続けたいと考えています。特に、電気自動車や自動運転技術など、新しい分野にも対応できるようにしたいです。将来的には、自分自身の整備工場を持ち、若い世代の整備士を育成することも目指しています。
お客様とのコミュニケーションで気をつけていることはありますか?

お客様に対して誠実であることを心掛けています。故障の原因や修理の内容について、分かりやすく説明することが大切です。また、お客様のニーズをしっかりと聞き取り、最適な修理プランを提案することも重要です。信頼関係を築くために、コミュニケーションは欠かせません。

整備士としての仕事の中で、特に好きな作業やパートはありますか?
エンジンのオーバーホールが特に好きです。エンジンは車の心臓部であり、細かい部品が組み合わさって動いている様子を見るのが好きです。分解して問題を見つけ、再組立てするプロセスは非常にやりがいがあります。
整備士の仕事を志す若い世代に向けてアドバイスをお願いします。

まずは、車に対する情熱を持ち続けることが大切です。また、技術の進歩に対応するために、常に学び続ける姿勢を忘れないでください。実務経験を積むことも重要ですので、積極的に現場での経験を積み重ねてください。そして、お客様との信頼関係を大切にすることも忘れずに。頑張ってください。

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