テクノロジー
07月04日
就活解禁がコロナ禍と重なり、内定取り消しを経て「拾ってもらった」不動産営業。恩義から続けたものの、数年後の自分が思い描けず転職を決意した。法学部で学んだ知識を活かせる法務の道を、半年考え抜いた末に選んでいる。
Q&A
インタビュー
今のお仕事について教えてください
都内のIT企業で、企業の法務、法律に携わる仕事をしています。リーガルチェックっていう、法的な書類、取引先との契約書類とかを一通り目を通して、法律の六法全書とかに第一条第何項とか、いろんな法律で書いてあるんですけど、同じような文言でバーッと書いてまして、ズラッと書かれている文章一つ一つ目を通して、明らかにどちらかに有利に働き過ぎている文言がないかとか、誤字脱字がないかってものを一通りチェックした上で、上司から印鑑とかいただいた上で、フィードバックいただいた内容を取引先の相手に送って、じゃあこれで大丈夫ですかみたいな、そういった一通りの流れをリーガルチェックっていうんですけど、ほとんどそれをやってます。
現在のお仕事へ転職したきっかけは
前職が不動産営業だったんですけど、業界も職種も全然違うといいますか、営業から事務への転職ということで、前職の営業の仕事を通じて、営業が嫌だったというよりか、事務職もやってみたい、プラスで、もともと自分が法学部を卒業してるんですけど、そこで、事務職もやってみたい思いと、少しでも勉強してきた知識を活かせる仕事ってなった時に、法務っていう仕事があるっていうのを知ったので、その時初めて自分の中では意識はしたんですけど、たまたま内定をいただけたというところで、転職したという運びになります。
前職に不動産営業を選んだ理由
不動産はそうですね、もう稼ぎたいなって思いまして、ちょっとこう新卒、お恥ずかしながら、ちょっとやりたいことがなかなか見つからなかったので、まあどうせ同じ仕事をするなら、お金稼ぎたいなって思いがあったので、じゃあ何かなってなったときに、不動産の営業がちょっと見つかったというか、こう紹介いただいて、そうですね、うん、よく内定もいただけたので、そこに決めました。
転職してよかったと思う点はなんですか
良かったですね。もう全然、仕事に対する価値観だったり、そうですね、将来なんとなく思い描いているところとかも、今の職場の方がイメージがしやすいというところでも、転職して良かったなと思います。
知識と実務のギャップについて
本当に、法律というものに大学の勉強をする中でしか触れたことがなかったので、それを実務で活かすというところで、少しギャップがありましたね。なのでちょっと、今でもまだ全然慣れていない部分はあるんですけど、特に入って3ヶ月ぐらいまでは、いろんな知らない部分だったり、やっぱり仕事の中で活かすというのは全然違うなって思うとこにちょっと、壁にぶち当たった瞬間はありましたね。
AIと法務の仕事について
結構AIが、もう本当にすぐ文章を作っちゃうっていうようなところで、少し任せてる部分あるんですけど、まだ人の目で間違いがないかっていうのはチェックするっていうところでは、まだAIに置き換わることはないのかなとは、自分は今はちょっとは思ってるんですけど、これがこう5年10年後どうなっていくのかっていうのが、まだわからないかなっていうのが正直思ってるところでありますね。
社内の弁護士との関わりについて
お抱えの弁護士さんがいらっしゃるんですけど、あまりにも優秀な方がいらっしゃいまして、話についていけないといいますか、なのでもっと知識をつけたり、その実務経験の中でいろいろできる幅を広げていって、より対等にもっとお話できたら、なんか楽しいんだろうなと思ったり。特に弁護士さんの情報の処理速度だったり、仕事のほんとに早くて、これが本物の弁護士さんなんて、もうちょっと、大学の在学当時は憧れの存在でしかなかったんですけど、実際にお話しして痛感したなっていうところはありますね。
学生時代に戻れたらどうしますか
今戻ったら、ちょっとそっちの、そうですね、勉強して、その司法試験に向けて道に行ってみたいなという思いがありますね。っていうのが、今の仕事に転職してから思ったことなんですけど、前職の不動産営業の時だったら、仕事に毎日忙殺される中で、そんな考えで、余裕もない中で、どんどんその契約を取って稼いでいきたいなという思いがあったので、今は、大学生に戻れるんだったら、もうちょっと勉強したいなって思いはありますね。なんかこう、六法全書とかを目にして、これ勉強したなっていうのをいろいろ思い出す中で、もっとできた部分あったんじゃないのかな、思い出す度に過去の自分っていうのをちょっと照らし合わせて、いろいろ思うことがありますね。
今の仕事の楽しさについて
自分はちょっと特殊なのかもしれないですけど、なんかその細かい文章を読んだりするとかっていうのは、けっこう好きで、昔からちょっと本とか読んだりするのも好きで、なんかこう、あまり見たことがないようなその書かれ方をしている条文条項とかに目を通していると、この企業さんはなんか、こういうひな型の文章があって、こういう書かれ方をするんだなっていうのは、企業さんごとの性格とか結構出てるような気がしてて、それを感じる時は楽しいなっていうか、なんかこう没頭するっていうか、その、確かにこう時間を忘れて集中してる瞬間かなと思います。仕事に向かうのが苦じゃないっていうか、もう全然もう、そうです、また1週間を迎えるっていうのも、楽しみっていうとそこまではちょっと違うかもしれないですけど、前職とは明らかに心持ちが違いますね。
業務で感じる緊張感について
リーガルチェックがその主たる業務とする中で、チェックなので、ミスがないようにしないといけないっていうのも、結構今でも緊張感ありますね。何度も目を通すんですけど、最初の頃がちょっとこのミスが多発してしまう時があったので、最初のうちはちょっとしょうがないよねみたいなところでちょっと許されていたところあったんですけど、もうすぐ1年になるっていう中で、そういったミスっていうのはしたくないなっていう緊張感はありますね。漢字の変換のミスだったり、法的処理なので、もう正確なものじゃないとっていう、信用問題になるみたいなところで、ちょっと厳しく見ないといけないっていうのは緊張感あります。
転職を考え始めたきっかけはなんですか
この前職の時には、その会社しか知らなかったので、こういったもの、こういうものかっていうところと、自分は卒業と就活が解禁されたときが、ちょうどこのコロナが始まってしまったときと被ってしまいまして、なんて言うんですかね、次々とちょっと行きたかった企業とか別にまたあったんですけど、そこは採用の取り消しになったりだとか、これどうしようっていう中で拾ってもらったかなっていうような恩があったので、すぐに辞めるっていうのが違うのかなっていう思いもありました。そろそろ自分の次のキャリア、今のキャリアって、その次何年後何してるのかなみたいなの、考えふと思った時に、この会社にいる姿が想像がつかなかったので、そこから、まぁちょっと半年後くらいになったんですけど、まぁちょっと、結構転職っていうのをずっと考えて、転職活動もしてっていうのは流れになりましたね。
仕事とプライベートの比率は
前職だと9割くらいだったんですけど、今は50対50というか、もう半々で、そうですね、この仕事に割く時間もプライベートに割く時間も分けて、比較的精神的にもうちょっと余裕を持ってなれたのが転職後なので、そうですね、なので、プライベートも仕事も両立していきたいなと思ってます。
転職を成功させる鍵とは
本当に今の環境を変えたい、脱却したい、もっと次のキャリアに向けてがむしゃらにちょっとこう向き合ったって言うと、ちょっと硬い言い方になるかもしれないですけど、その思いが、やっぱり最終的にやっぱり自分で決めるものだと思うので、そこの思いが強ければ強いほど、よりいい方向に向かって、それで転職が成功するっていう風になるのかなっていうのは、自分は思ってはいるんですけど、でも、人それぞれまた違うところもあるのかなっていう考えもありますね。そうですね、流れに沿ってと言いますか、もう本当に、そのちょっと思いがなかったら、未だにこう、そうですね、今も前の仕事を続けながら、毎週毎週思い悩んでいるだけだったのかなと思いますね。
仕事と幸せの関係とは
自分はそうですね、前職でちょっと本当に仕事に忙殺されていたので、その契約をとってたくさんお金を稼ぐっていうのが、その人生の幸せだみたいな、ちょっとこう、なんて言うんですかね、もうずっとそういう考えてはいたので。ただ、冷静に考えたときに、いつまでこの仕事ができるのかなっていうのもわからない中で、もうちょっとこう余裕を持ってプライベートとも両立できたほうが、それこそ、そうですね、この、サッカーとかもっとこういろんな事がしたいと思ったので、自分としての幸せはやっぱりこう、なんか両立できてちょうどよくうまいバランスでなんかできたらなと思ってたので、そうですね、そう考えてます。
5年後に思い描く自分の姿は
5年後、自分が32歳33歳のときに、日本が2031年って中で、まずAIっていうのがどれだけ発達してるのかなって、その中で自分の仕事が奪われてないかなってちょっと心配はあるんですけど、もう一つは、プライベートでの家庭環境の変化だったり、自分に家庭ができるのかなだったりとか、そういったところでいいほうの変化があったらいいなと思いますね。
法務へ就職を目指す方へ
新卒で目指す方は、とにかく大学在学中に勉強していたほうがいいかなって思いますね。特別な資格がいるっていうものでは、多分新卒のうちではないと思うので、法学部の方だったり別の学部で独学で勉強されている方でも、もし法務を目指す場合だったら、勉強しておいて損はないかなと思います。中途入社される方だったら、結構それこそ本当に、現職だったり前の仕事がどういったものかまちまちでわからないんですけど、それなり専門性が高くてニッチな職種ではあるので、それなりのやり遂げるっていう覚悟と、続けるっていう継続力だったり、そこに強く自信があるのでしたら、自分は全然面白い仕事だと思うので、お勧めしますね。
転職を迷う人へ伝えたいこと
明確に転職したいっていう想いがないままだったら、そうですねそこまで転職考えていないんだったら、自分はしなくてもいいのかなと思ってるんですけど、ずっと転職を考えていて、今の仕事にもその身が入らないっていうか、そういったようなその状態がずっと続いてるようでしたら、今すぐにでも行動したほうがいいのかなと思います。結構、待っててもやっぱり変わらないって言いますか、自分から行動に移さないと環境だったり、これからのキャリアっていうものはどうしても変われないと思うので。でもその一歩を踏み出すことができたら、あとはもう自身の頑張り、努力次第かなと思うので、そこが一番自分はその大事かなと思っております。
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