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02月25日
仕事も休日も、車に向き合う時間が好きだと語る整備士。お金のためでもあるけれど、それ以上に「好きだから」続けてきた。仕事が楽しいから生きるのも楽しい——そう言い切る自然体な姿勢の理由を聞いた。
Q&A
インタビュー
お仕事の内容を教えてください
整備士をしています。車検とか、一般整備とかですかね。業務の流れ的には、お客さんが走行中に何か異常があって入庫されたり、あとは車検で入庫されたりします。車検の場合だと、悪い箇所がないかどうかを見て、それを直すという感じです。故障の場合は、故障を探求してどこが悪いのかを見て、それを直していくという感じですね。
故障はどうやって特定しますか
いろいろな箇所が壊れていくので、やっぱり乗っていらっしゃると、どこが壊れるかというのが分からないものですから。入庫してきて見させていただいて、どこが悪いのか、まず故障探求をしていかないと、壊れている箇所が分からないという感じですね。診断機も使いつつ、ただ診断機だけを過信するんじゃなくて、それ以外にも今までの経験で、どこが壊れているのかを見ていく感じですね。
技術はどう身につけましたか
先輩方の姿を見て、それで覚えていく感じですね。ただ今は、結構教えてくれることの方が多いですね。「こういうところがダメだからこうなんだよ」という感じで。昔はもう「見て覚えろ」という昭和スタイルが多かったんですけど、今はそれをやっていると逆に人が入ってこない感じなので、ちょっと教えていくというスタイルに少しずつ変わっている感じですかね。
この仕事を選んだきっかけは
きっかけとしては、やっぱり「やりたいな」というのがあって、自分の好きなことを仕事にしたいなというのがあって。自分の場合はそれが向いていたのかなという。なので、結局仕事でやっていても、個人で自分の車を触るのも好きだし、いつでも触っているのが好きなタイプでした。だからこれが、人によっては仕事場だけでもう嫌だという人も結構いらっしゃるので。
仕事を始めたころに不安だったことは
今までは自分の車しか触ったことがなかったので、他の人の車を触る、あとは新車にドラレコをつけたりするというので、やっぱり傷つけられないという不安はありますね。特に新車だと、傷ついているのはおかしいことなので。その辺の気遣いというか、傷つけられないというのは結構ありますね。
車検はどう進めるんですか
車検が入ってきた車に関して、自分のところはその場でやる車検なんですね。お預かり車検もあるんですけど、その場でやる車検の場合は、一回見させてもらって、悪い箇所があって部品があれば、その場で交換できるんですけど、部品がなければ、ちょっとお預かりという形になって作業を進める感じですね。その場の車検ですと、9時、10時半、1時、3時、4時半というのが流れなんですけど、その度にいろんなお車が入ってきて、9時だったら9時から10時半の間にその車の車検が終わるように、何もなければオイル交換とかブレーキオイル交換とかをして、その場で返すような形になります。それを時間内で、次の車が来るまでに終わらせて、また次の車という感じですかね。だいたい5時半ぐらいに最終的にかけるので、そこからあと片付けして、という感じですね。もう毎日車検は入ってきます。その場での車検だけじゃなくて、預かり車検でも入ってきますし、あとは一般整備で「どこどこ壊れた」と言ってレッカーで運ばれてきたり、自走で来られてパンクしたので直してほしいというので来られたりとか。
体力的にきつい作業は
体力を使う仕事なんですね。タイヤ1本外すのでも、軽自動車だったらすごく楽なんですけど、軽自動車ばかりじゃないので。ランクルだったり、アルファード、ヴェルファイアとか、この頃の車ってタイヤが大きくなっているんですね。それを車検のたびに外さないといけないので、外すのが体力的にはやっぱり、1本1本が重たいんで、それが結構しんどいですね。
やりがいを感じる瞬間は
その車を直すと、やっぱり達成感というのがありますね。何で故障しているかも、お客さんも分からないし、でも自分たちはいろんな知識を得て、ある程度いろいろなことで分かって、ようやく見つけられた、直ったというのが、達成感がありますね。
汚れる作業も多いんですか
ブレーキパッドを面取りしている時に、やっぱり鉄粉が、削っていると出てくるので、それが自分にも飛んでくるので、汚れる仕事だなと。あとは下回りとかを見るので、お客様の車ってほぼほぼ汚れているので、下回りなので、どうしてもやっぱり汚れる仕事なのかなというのがありますね。
ユーザー車検はどう思いますか
自分はあんまりおすすめはしないです。ユーザー車検に行ってもらうのはいいんですけども、結局整備していない車になるので。やっぱり自分たちが見て危ないなと判断する車でも、陸運局では「止まる・曲がる・走る」、その3つがほぼできていれば通っちゃうような世界なので、整備していなくても通ってしまう。でもやっぱり危ないなという箇所とかは結構見てあるので。あと、オイル漏れをしていても、それを隠しちゃうこともできるんですね。ユーザー車検だと、パーツクリーナーで吹いちゃって通っちゃう可能性もある。検査員が見て「オイル漏れしていないな」と思えば通ってしまうんで。自分たちが見て「オイル漏れしているな」と思えば通らないので。そういう隠すということをされちゃうと、たぶん検査員も分からないので、それで通っちゃうんですね。
スキルアップのために意識していることは
結局新しい車が増えていくので、それに順応していかないと、直せなくなっていきますので。新しい車が入庫してきて、そこのスキルアップじゃないですけど、どうやって直していったらいいかというのを考えていかないと、という感じですね。
仕事は人生でどんな存在ですか
自分はお金のため、お金もありますけど、好きだからかなというのがありますね。自分は、車を触っていてすごく楽しいって感じですかね。人生を思った時に、仕事が楽しいから生きていくのも楽しいかなという。仕事が楽しくなければ、やっていることも楽しくないかなという。
これからも続けたいですか
はい、続けたいです。なぜかというと、自分がやっぱりやっていることが好きだからですかね。はい。
これから整備士を目指す人へ
自分もそうなんですけども、失敗するのは当たり前なんですね。失敗しても、それをめげずに、次に活かして失敗しないようにすれば、自分のスキルが上がっていくと思うんで。へこたれるんじゃなくて、1回2回のミスぐらいで全然へこたれないで、それを糧にミスしないように頑張っていったら、すごくいい整備士になると思います。
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