クリエイティブ
02月01日
動画モデルを本業にして1年弱。「専業でやっている人にはまだ会ったことがない」と話す彼のもとには、毎月取引してくれる会社が少しずつ増えてきた。年齢による需要の変化を見据えながら、時代を読み、自分が何をしていきたいかを考え続けている。
Q&A
インタビュー
現在の職業を教えてください
動画モデルとして活動しています。企業さんのPR動画だったり、広告動画といったものに出演させていただいています。
どのような形態で働いていますか
動画モデルを始めたきっかけは
最初のきっかけとしては、私が高校生くらいの時に、姉がエキストラ事務所に登録していて、ドラマの撮影を近所でやっていて、私のことも連れて行ってくれたんです。一緒にドラマのエキストラ出演をさせてもらって、そこで芸能人の方がいらっしゃる中で、自分は後ろを歩くだけみたいな撮影だったんですけど、ドラマという作品の一部になれることとか、芸能人の方の近くにいられるみたいなところが結構楽しくて。そこから自分一人でもやるようになった、というのが始まりですかね。
動画モデル以前の経歴を教えてください
週5回、事務の仕事だったり、ITだったり、そっちもそこそこいろいろ転職したり、挑戦していたんですけど。その中で休みの日は、テレビのエキストラに出てみたりということはちょくちょくやっていたので、徐々に徐々に、そういったことを本業寄りにしていってもいいのかな、というようになってきたという形です。
フリーになる不安はありましたか
かなり不安はあったんですけど、安定した収入から離れるというところでは。ただ、なんとなく同じことの繰り返しでつまらないな、というところがあったので。でも、転職したらもっと新しいことに挑戦できるんじゃないかな、その期待値の方が大きいんじゃないかなという考えがあって。実際、期待値が大きかった分、いろんなことに挑戦できたのは良かったかなと思っています。
動画モデルを続けている理由は
本当に最初は、動画モデルに限らずいろんなことに挑戦していく中で、動画モデルは撮影中とかが全然苦じゃなかったんです。撮影自体を楽しく行えるものが多かったので、そういった意味では続けやすいのかなっていう感覚ですね。
嬉しい瞬間はどんな時ですか
ちょっと微笑んだ表情とか言われた時に、カメラの前なんですけど、それができた時に「上手いですね」って言ってもらえたりとか。何回かやっているうちに、そういうことを言ってもらえることが増えたりして、なんとなくクライアントさんが直接喜んでくれているところを目の当たりにできると嬉しいなってなりますね。
大変なことは何ですか
例えば、自宅での撮影とかで、撮影して納品したものを「やっぱりこの角度からお願いします」とかっていう修正ですかね。あとは、対面で撮影していただいていても、何回か撮り直しになったりとか。一回頑張ったんだけどな、っていうそういったところでやり直しがきつかったりとか。あとは、先ほど話したように、クライアントさんによっては、この案件を受けていいのかな、っていうところで悩んだりとか。そういったところですかね。
忘れられない案件はありますか
「短い動画を150パターン撮ってください」という案件で、何々してるシーンとか起きるシーンみたいなことが150個バーって書いてあって、それをまず渡されたんです。それを整理するだけでも大変で、「これは自宅のこの場所で撮れるな」っていうのをめちゃくちゃ並び替えたりとか、一生懸命並び替えて。150個渡された中で20個くらいかぶってたりして、「あれ、これかぶってるけどどうするんですか」って言った時に、「ごめんなさい、かぶってた、たぶんこれでした」っていうので、VIOの剃るところみたいな全然違う話が来て。「これちょっとアダルト系じゃないですか」みたいな話をして。結局、認定クライアントってなっていたけど、全然違うことを要求してくるちょっとやばい人だったな、っていうところが結構トラウマじゃないですけど、すごく忘れられないなっていうところで。
報酬について聞かせてください
特に始めたては、基本的には単発単発というところで、本当に安定はしていない形だなと思うんですけど。これをしばらく、1年弱、何か月か続けてきた中で、毎月お取引してくれる方が増えてきたんです。その分、請求書を作るのがちょっと楽しみになったりもするんですけど、何社か毎月やり取りしてくれるところが増えていくのが、少しずつ土台になってきているのかなと思います。
報酬の幅はどれくらいですか
1本1000円みたいなことを言っていて、手取りだと800円くらいになっちゃうみたいなものもありますし。しっかりした会社さんに撮影に行かせていただいて、1時間2時間くらいの撮影で1万円2万円くらいいただけたりというところで、ピンからキリまであるかなというところです。
人生で仕事の割合はどれくらいですか
毎日楽しく、というかご機嫌でいることってすごく大事だよなって思っていて。自分の機嫌を自分で取るとか言ったりしますけど、仕事をしていてそれができなくなってしまうと元も子もないから、というところもあるので。あくまで人生の一部として仕事を見られたらいいのかなというところで。なんとなく、三分の一は寝ている時間だと思うので、そういう意味では三分の一くらいだろうかな、というところがありますね。
将来への不安はありますか
長期的なところで言うと、今までやってきた中でも、20代の時は20代の方っていう募集で受けたりとか、今だったら30代まで大丈夫な仕事だったりという応募に対して手をあげることが多かったので。自分の見た目とか、そういったところが大事になってくるので、40代50代とかになってきた時に、どれくらい需要があるのかっていうところは不安だったりはします。動画モデルという職業も昔はなかったと思いますし、そういった意味で、やっぱり時代の流れを読んで、自分はどうなっていくべきなのかっていうのは注視して、柔軟にというか。動画モデルを絶対続けるというよりかは、時代を読みながら自分が何をしていきたいのかっていうのを考え続けることは必要かなと思っています。
動画モデルをやられる方へ
そうですね、動画モデルって基本的には、お仕事しながら副業でやったりという方が多いと思うんですけど。もし、これを本業でみたいな方がいたら、珍しい仲間になるのかなと思っているので、単純にぜひお話ししてみたいなっていう気持ちにはなりますね。副業でも本業でも、やってみると非常に楽しいというか、自己表現もできつつ楽しい仕事かなと思うので、そこはぜひ楽しみながらやってみてほしいなと思います。
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